張韶老師の二胡講座

『二胡広播教学講座』の日本語版である『張韶老師の二胡講座』と連動した参考動画や参考画像を掲載

「突慢」をめぐって(張韶老師の二胡講座、上巻、172p)

張韶老師の二胡講座、上巻、172ページの表に「突慢」がある。突然ゆっくりになるという意味だが、「突慢」があるなら、その逆の「突快」も存在するのだろうか。

 

zh.wikipedia.org

には、「突慢」はあるが「突快」は見当たらない。「渐」(だんだん)が入るものなら、「渐慢/渐快」とどちらも載っているのに。

 

***

ちなみに、「突然」だけだと、イタリア語でsubitoという。

私はこれを「スビット」と読んでいたが、↓によると、スビトウやスービトウと読むらしい。

 

eow.alc.co.jp

ついでに、「突然強く」ってのもあるなと思い出した。「sf」だ。これを、スホルツァンドフォルテと呼んでいたが、↓を読んでそれが間違いだったと気づく。「フォルテ」は要らないのだ。

kotobank.jp

つまりこういうこと。

mf=メゾフォルテ(mezzo forteの略

sf(sfZとも)=スフォルツァンド(sforzatoの略)

「f」が示すものは必ずしも「フォルテ」ではなかったということだ。

訳者のブログ 主に二胡のことを、いま学習中のアレクサンダーテクニークにからめてつづっています http://www.niko.ms/